子育てしながらのフルタイム勤務共働きって、とても大変ですよね。
我が家も元々フルタイム共働きでこども2人を育てていました。
しかし、家族の時間を充実させるため、長男が年長になるタイミングで、私ミント(妻)が短時間勤務の職場に転職しました。
その結果、家族の時間が増え、家族みんなの幸福度が上がりました。
今回は、そんな私が転職する際に大切にしたことについて、お話します。
みなさんが転職を考える際の参考にしてもらえると嬉しいです。
転職のときに大切にしたこと3つ
今回転職する際に大切にしたことは、下の3つです。
①育児の合間にできる仕事量にすること
②月の収支が赤字にならないようにすること
③やりたくない仕事ではないこと
①育児の合間にできる仕事量にすること
今回転職する際に最重要視したことは、「育児の合間にできる仕事量にすること」です。
転職前の生活
独身や夫婦2人の時期は、それぞれフルタイムで働くことが多いですよね。
私も、産休に入るまでフルタイムで、時には残業しながら働いていました。
育児が始まってからも、育児休業や育児短時間勤務制度を利用しながら、同じ職場で働いていくつもりでした。
しかし、今までフルタイム+残業で行っていた業務を、育児短時間勤務の時間内に行うことは、簡単ではありません。
さらに私が復帰した時期は、ちょうど勤務先の業務が急増した時期と重なり、元々行っていた業務以上の量を行うことになりました。
効率化して乗り切るべきだったのでしょうが、私のできる範疇を超えていました
そのため、私も業務をこなすため、少しでも勤務時間を増やそうと、家事や育児もギリギリまで切り詰めるようになっていきました。
保育園の延長保育を利用して残業することも多かったですね。
その時期は、「仕事の合間に育児をしている」という感覚が強かったです。
育児の合間にできる仕事量にする
今回の転職では、仕事ではなく育児を生活の中心にするため、「育児の合間にできる仕事量にする」ことを最も重要視しました。
具体的に条件としたのは、下記の2つです。
・保育園の保育短時間の範囲内で送り迎えできる。
認可保育園にこどもを預ける場合、自治体から「保育標準時間(11時間)」と「保育短時間(8時間)」のどちらかの認定を受ける必要があります。
こどもを預ける理由が就労であれば、勤務先から「就労証明書」作成してもらい、それに基づいてどちらの認定になるか決まります。
具体的にどの程度の就労でどちらの認定になるかは自治体によって変わってきますが、基本的には、「フルタイム勤務→保育標準時間」「パートなど短時間勤務→保育短時間」となることが多いようです。
わが子も、転職前は「保育標準時間」の認定を受けていましたが、転職後は「保育短時間」認定に切り替えました。
それにより、保育園のお迎え後に予定を入れられるようになりました。
公園や習い事、体調が悪いときの小児科や急ぎで必要なものの買い出しなど、
その時の家庭の状況に合わせてフレキシブルに予定を入れられるので、とても助かっています
・平日に1日以上休みがある
3歳児検診をきっかけに、長男の発達について医療機関の先生と相談し、それ以降週1ペースで通院しリハビリを行っています。
その医療機関が外来を受け付けるのは平日だけだったため、フルタイムで共働きしていたときは、通院のために有休を取っていました。
しかし、毎週平日に休みを取得するのは難しい時期もあり、通院のペースが減ってリハビリが計画通り進まないこともありました。
そのため、転職では平日に1日以上休みがある職場を選びました。
月の収支が赤字にならないようにする
転職で勤務時間を減らしたら、当然給料も下がりますよね。
それで家計が回らなくなってしまっては、家族の幸福度は下がってしまいます。
お金を理由にこどものやりたいことを我慢させたくないですもんね
そのため、ライフプラン表やキャッシュフロー表を用いて、今後私の給料が最低いくらあれば長期的にみて赤字にならないか計算しました。
具体的な方法は、今後別記事にまとめますね
難しく感じたり、忙しくてなかなか作る時間がない方は、
プロのFPに相談するのもおすすめですよ。
私の収入は少なくなりましたが、適切に家計管理することで、転職後も貯蓄や投資を続けることができています。
やりたくない仕事ではないこと
自分にとって「天職!」と言えるような仕事が見つかればいいですが、正直それを見つけて職業にすることは、なかなか難しいのではないでしょうか。
しかし、逆に「これはやりたくない!」という仕事は、比較的見つけやすいことが多いと思います。
私も今回の転職では、「やりたくない仕事ではない」ことを基準に、職種を選びました。
私は接客がストレスになると感じていたため、「外回りの業務がない」「電話や来客対応が少ない」職場に応募しました。
今回の転職で優先しなかったこと
転職に際して、
「今、自分は何のために働きたいのか」
「将来、自分はどのように働いていきたいか」を考えました。
その結果、今大切にしたい条件3つを優先するために、今は妥協したり諦めたりしてもいいと思える点も見つかりました。
①キャリアの継続
②正職員という身分
考える際には、「価値観マップ」「タイムバケット」等も活用し、
自分の人生観、仕事観、子育て観について深堀しました。
これらも、また別記事でまとめたいと思います。
キャリアの継続
転職すると、今まで築いたキャリア(私の場合は公務員)が中断する場合もありますよね。
私も、転職でキャリアが途絶えることについて、漠然と不安に感じていました。
子育てが落ち着いてから、同じ職場に戻れる場合もあるかもしれませんが、
確証は持てませんよね
しかし、自分の価値観を深堀した結果、人生の中で、「仕事のキャリア<<<家族時間の充実」であると気づいたため、転職を決意することができました。
正職員という身分
「短時間勤務希望の幼児子育て中のママ」という立場では、正職員としての採用は難しいことも多いです。
また、私自身、今後も子育てのフェーズに併せて再転職も検討する予定のため、現時点で「正職員」として雇用されることは必須としませんでした。
結果、現在は「更新ありの有期雇用職員」として雇っていただいています。
ワーママが転職したいときに、まずするべきこと
今回の転職を経て、ワーママが転職したいときに、まずするべきと思ったことが3つあります。
①自分の価値観の深掘り
②パートナーとの価値観のすり合わせ
③家計状況の確認
自分の価値観の深掘り
「今の仕事を辞めたい!」という気持ちが先走って、やみくもに転職してしまうと、転職先で「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになりかねません。
それを防ぐためには、
- なぜ転職したいのか
- 転職した結果、どうなりたいのか
- それを満たす転職先の条件はなんだろうか
- 逆に、自分の中で妥協できる点はどこだろうか
など、自分の価値観を深堀し、転職の目的を明確にしておくことが必要です。
先ほど述べた「価値観マップ」や「タイムバケット」等を活用し、
自分の人生の軸に合わせた仕事を選んでいきましょう。
パートナーとの価値観のすり合わせ
転職前には、パートナーとの価値観のすり合わせは必須です。
- 持ち家を構えるか
- こどもの教育をどうするか(私立か公立か)
- 何歳まで仕事を続けるか
- パートナーに転職の希望や予定があるか
など、パートナーの希望や状況によって、自身の転職のタイミングや条件は大きく変わってきます。
また、転職前後は、前の職場での引継ぎや、新しい職場の業務に関する勉強など、負担が増えてパートナーにサポートを頼む場面も出てくるかもしれません。
転職は人生の一大イベントの一つです!
パートナーと協力して乗り越えていきましょう。
家計状況の確認
転職した結果、家計が赤字になっては家庭の幸福度は下がってしまいます。
お金のせいで、こどものやりたいことを我慢させたくはないですよね
今の家計の状況をしっかり把握し、また、今後の家計をシュミレーションすることで、転職後も安定した家計運営をすることができます。
「ライフプラン表」や「キャッシュフロー表」を用いてシュミレーションします
忙しくてなかなか作る時間がない方は、
プロのFPに相談するのもおすすめですよ。
転職サイトへの登録
転職サイトには、早めに登録することをおすすめします。
サイトに登録して求人情報を見ることで、
- 自分の希望する条件の求人があるか
- 実際に給料はどの程度になりそうか
など、転職を考える材料となる情報を得られます。
希望の条件を登録しておけば、それに合う求人を定期的に送ってくれるので、自分から求人サイトを見に行く手間も省けて時短になりますよ。
まとめ
今回は、私が転職するにあたって大切にしたことをお話しました。
自分の価値観と向き合い、事前に家計をシュミレーションしておくことによって、家庭の幸福度を上げる転職に成功しました。
今のこどもと一緒に過ごせるのは、今しかありません。
家庭と仕事と家計のバランスを取りながら、こどもとの生活を楽しんでいきましょう。
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