「育休後、時短勤務にするかフルタイムにするか迷っている!」
「育休後は時短勤務だけど、両立は大変なのかな?」
と悩んだり不安に思っている、もうすぐ職場復帰の方や、
「時短勤務のはずなのに、毎日きつい!どうにかしたい!」
と考えている方。
この記事では、「時短勤務での仕事」と「子育て」の両立がきつかった理由とその解決策についてお話します。
私ミントは、2人の子供を出産し育休を取得した後、それぞれ時短勤務で職場復帰しました。
しかし、時短勤務での復帰でしたが、仕事と育児の両立は簡単ではありませんでした。
さらに、時短勤務だからこそ悩んだこともありました。
この記事を読んで、仕事と家庭のバランスを保ちつつ、キャリアを大切にする方法を一緒に考えてみましょう。
育休明けの時短勤務がつらかった理由
育休明けの時短勤務をきついと感じた理由は、下記の3つです。
①仕事が終わらない
②同僚や上司との関係性
③仕事を続けるモチベーションを保つのが難しい
1.仕事が終わらない
最もきついと感じたことは、仕事が終わらないことでした。
業務量が多い
時短勤務の場合、一日の勤務時間は短くなります。
それに応じて業務量の調整や担当業務の変更等がある場合もあるでしょう。
しかし、それがない場合は、フルタイムで行っていた業務をそのまま短時間で行うことになります。
私が復帰したときも、私が産休前にフルタイムで行っていた業務が、そのまま戻ってきた形でした。
元々時間的に余裕があれば、効率化等で乗り切ることもできるでしょう。
しかし私の場合、フルタイムの時も余裕はなく、時には残業が必要な業務量だったため、時短勤務の限られた時間内で行うのは難しく感じました。
こどもの体調不良での予定変更が多い
育休明けには、こどもの急な体調不良で予定が狂うことが多くありました。
いわゆる、『保育園の洗礼』というやつですね・・・
そのときは、家族と相談して体調不良のこどものお迎えや看病の手配をします。
私がお迎えに行く場合は、急いで業務を引き継いで向かいます。
ゆっくり看病してあげたいですが、職場にも申し訳ないし、残してきた業務も気になるので、落ち着かない気持ちでした。
こどもの体調が長引いて、家族で看病を手分けしても週の半分ほどお休みをいただくこともありました。
ただでさえ終わらない仕事が、さらに溜まってしまいました。
残業ができない
フルタイムの頃は、業務が終わらないときは必要に応じて残業しますよね。
しかし、こどものお迎えのタイムリミットがあると残業して業務を片付けることができず、仕事が溜まっていく要因となります。
どんどん仕事が溜まっていった時期は、焦りとストレスもどんどん溜まってしまいました。
2.上司や同僚との関係性
育休明けは、こどもの発熱などによる急な早退で周りに頼ることもありますよね。
仕方ないとはいえ、職場にご迷惑をかける分、上司や同僚と良好な関係性を保つための配慮や心配りが必要になってきます。
しかし、育休明けの時短勤務だからこそ、上司や同僚との関係性を築くのが難しいと感じた点もありました。
コミュニケーションを取りにくい
時短勤務の場合、同僚と出勤や退勤時間がずれますよね。
このずれにより、朝や夕方のちょっとしたコミュニケーションや報告・連絡・相談がしにくくなりました。
特に来客対応や外回りの多い職場の場合、同僚はデスクにいない場合も多く、よりタイミングが少なくなってしまうかもしれません。
異動などでチームメンバーが変わっている
私の場合、育休中に人事異動でチームメンバーが変わっていました。
産休前の上司と育休明けの上司では仕事の進め方が違ったため、復帰当初は戸惑いました。
3.仕事を続けるモチベーションを保つのが難しい
育休明けは、うまくいかないことの連続です。
疲れ切ってしまうと、仕事を続けるモチベーションを保つのも難しくなります。
ここでは、参考に実際の私の体験談をお話します。
仕事が溜まることがストレスになる
職場復帰してしばらく経ったころ、私の担当業務に関する大きなプロジェクトが始まり、その対応に時間を取られるようになりました。
その結果、今まで当日中に返していたメールの返信が翌日になるなど、業務全体が遅れがちになりました。
仕事が終わっていないことのストレスが家に帰ってからも残り、眠れない日もありました。
仕事を頑張ると、家族に負担がかかる
溜まった仕事を片付けるため、週に数回パパにお迎えをお願いして残業できる日を作りました。
日付が変わるくらいまで残業していましたが、仕事が進むので満足感がありました。
しかし、そんな生活が3週間ほど続いたころ、当時4歳だった長男の保育園への行きしぶりが激しくなりました。
毎日大泣きでした。
また、ママの残業している日に、パパと夕食を取っているとき、
「ママはどうして、お仕事から帰ってこなくなっちゃったの?」
と涙ながらに聞いてきたこともあったそうです。
仕事と家庭のバランスを取る難しさを感じました。
仕事をしていく目的が分からなくなる
家族のために働いているつもりでしたが、家庭と仕事のバランスをうまく取ることができず、こどものメンタルが不安定になってしまいました。
また、その時期は私自身も仕事に追われすぎて『仕事をする楽しさややりがい』を感じられていませんでした。
そのため、『私はなんのために仕事しているんだろう』と、仕事を続けるモチベーションを完全に見失ってしまいました。
解決策4選
1.業務の再編成や見直しを、上司に相談する
仕事が終わらないことがストレスとなっている場合、業務の再編成や見直しを上司に相談することで、負担を減らすことができるかもしれません。
私も、職場での当番の頻度を減らすなど調整していただきました。
2.フルタイムに戻ることを検討する
時短勤務が合わない場合、フルタイムに戻る選択肢も一つです。
フルタイムに戻ることで、仕事のリズムを作りやすくなるかもしれません。
その場合、家事育児に使える時間は減ってしまうため、
- パパや祖父母と協力する
- 時短家電や家事代行を使う
- ベビーシッターを使う
など、様々なものに頼って乗り切っていきましょう。
3.仕事も家事も、ハードルを下げる
仕事と家事を完璧に両立するのは難しいことです。
特に育休明けの時期は、親も子も新しい生活に慣れるので精一杯。
育休明けの時期は、『こどもを保育園に届けて出勤できたら100点!』のように、自分へのハードルを下げておくことで、息切れすることなく苦しい時期を乗り越えられるかもしれません。
4.ロールモデルとなる先輩を見つける
育休明けを乗り越えている先輩ママがいれば、その方に相談するのもいいですね。
実際に自分と同じ会社で育休明けを乗り越えた方なので、具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。
また、育休明けもきついですが、子育てはその後も長く続きます。
小1の壁、小4の壁、こどもの思春期・・・と、乗り越えるべき壁はどんどんやってきます。
そんなとき相談できる身近な先輩は、長いワーママ生活を乗り切る際の心強い味方になってくれるかもしれません。
「こんな風になりたい!」と思える先輩がいれば、今後もその会社で働き続けるモチベーションになりますね。
転職について考え始めることもおすすめ!
ここまで様々な解決策をご紹介しましたが、そもそもあなたの家庭と今の職場が合っていない場合は、それらを試しても状況は改善されないかもしれません。
そのときに備えて、「転職について考え始める」ことをおすすめします。
さすがに転職は最後の手段。他の解決策を試してダメだった時考えようかな
と考える人が多いですよね。
でも、様々な策を試してもダメだったとき、その疲れ切った状態で、育児と現在の仕事を両立しながら転職活動を始めるのは、とても大変です。
また、我が家のように、自分自身はまだ頑張れると感じていても、先にこどもや家族に不調が出てきてしまうことも考えられます。
早めに準備を始めておくと、スムーズに次のステップに進めますよ。
私も育休後、仕事と家庭のバランスに悩んでいろいろなことを試しましたが、
最終的に転職しました。
転職後、上手く仕事と家庭のバランスがとりやすくなり、充実した毎日を過ごしています。
まとめ
育休明けの新たなステージは、ハードな局面も多いと思います。
しかし、あなたの家庭にあった解決策を見つけることで、仕事と家庭のバランスを取って充実した毎日を手にすることができますよ。
今のこどもと一緒に過ごせるのは、今しかありません。
家庭と仕事と家計のバランスを取りながら、こどもとの生活を楽しんでいきましょう。
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